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日语能力考一级阅读测试(四)

分类: 日语  时间: 2019-01-23 08:11:20  作者: 全国等级考试资料网 
死体ははたしてだれのものか。
自分のものだとしても、死んだ後では、所有権を実际に自分で主张することはできない。
法的には、そこはどうなっているのか.それを私は、実は知らないのである。职业柄、年中扱っている「もの」の、所有権が不明である。そんなことで、よく仕事が勤まる。そう怒られそうだが、无论常识的には、死体は、遗族のものである。
しかし、ちょっとご想像いただくと分かるはずだが、遗族というのは、しばしば単数ではない。遗産相続の场合なら、子供にはすべて、平等の権利があるはずであるか。そんな议论は、闻いたこともない。
こういう议论自体が不谨慎だ.ひょっとすると、そうお考えになる方があるのではないか。もしそうなら、私としては、たいへん我が意を得たことになる。不谨慎であるとか、世の中乱れるとか、人心に与える影响を恐れる。こういった、かならずしも明确に定义できない常识が、死体にかかわる多くの问题の背景となっているからである。
こうした常识を考え、それと戦うことは?决して容易ではない?私は死体を扱うのが仕事だから?そうはいっても、それを考えざるをえない。したいをめぐって、しばしばトラブルが生じるからである。
こうした漠然とした常识.それの背景をしるためには、じつは日本の文化そのものを追究せざるを得ない.私の仕事は、いつの间にか、そういう方向を向かいてしまった。
遗族だって、决して明了ではない。しばしば复数の遗族が出现することがあるからである.东京に住んでいる遗族が亲の解剖を承诺したが、田舎から出てきた遗族がそれに反対する.こういう例も多い。すでに解剖が始まっているときに、「私は解剖するとは闻いてなかった、実は反対だ」という亲族が现れる.これは、われわれがいちばん困惑するケースである。
事前に十分に调べろといったって、よその家族の事情だから、それは困难である.解剖を承诺しますといっていただくだけで、当方としてたいへん感谢している。そこを押して、「お疑いするようでもうしわけないが、もしかしたら、田舎のご亲族で、解剖に反対の方がおられませんか」。そんなことを、きけるはずがないではないか。
遗族に私が殴られたりするのは、こうしたケースである.仕事の上だから、别にどうということはないが、250年の歴史を持つ解剖ですら、この国では、必ずしもきちんとした市民権を得ていないことが、よくわかる。
注1遗族:死んだ人の家族や亲类
注2遗産:死んだ人が残した财産
问い1文中の1~7の问いに対する最も适当な答えはどれか.1,2,3,4から一つ选びなさい。
1、「自分」とはだれか。
1)死んだ人
2)死んだ人の亲
3)死んだ人の子供
4)解剖する医者
2、「もの」とは何か。

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