日语能力考试二级阅读练习(十二)
分类: 日语
时间: 2019-01-23 08:32:14
作者: 全国等级考试资料网
次の文章を読んで、後の問に答えなさい。答えは、1・2・3・4から最も適当なものを一つ選びなさい。
これは、フランスで実際にあった話である。パリのある下町に、たいへん欲の深い肉屋がいた。毎日の食事や衣服を節約したり、女房にまでケチでとおした肉屋は、たいへんな財産をたくわえているというのでも有名だった。
ある日、その肉屋に、12歳ぐらいの女の子が肉を買いにやってきた。500フランの代金を払うというときになると、その女の子は「しまった。お金を忘れてきちゃった。おじさん、あとでお金持ってくるから、1これちょっと預かって」といって、もっていたバイオリンをその肉屋にわたしていった。彼は、何気なく、そのバイオリンを店の隅のほうに置いておいた。
さて、それから30分くらいすると、一人の老紳士が、肉を買いにやってきた。1キログラムの牛肉を買い、代金を支払って店を出ようとした時、その老紳士が、2店の隅にたてかけてあるバイオリンを見た。それを手にとって、じっくり見てから、大声でいった。
「このバイオリンはすばらしい。ストラディバリウスという世界的な名器だ。50万フランで買いたい。ぜひゆずってくれませんか」と熱心に肉屋に頼むのだ。
だが、肉屋にしてみれば、自分のバイオリンではない。売るわけにはいかない。そこで、肉屋は、持ち主の女の子に話して自分が買い受けてからこの老紳士に売ろうと考え、「明日の9時にもう一度ここへ来てください。3お譲りしましょう」といって、その老紳士を帰した。
例の女の子は、すぐ戻ってきた。肉の代金を支払い、バイオリンを受け取って帰ろうとした。
「ねえ、そのバイオリン、4おじさんに売ってくれないかね。あまりよいバイオリンじゃないけれど、うちの子もバイオリンをこれから始めるので一つ欲しいんだよ」
女の子が、しぶしぶうってもよいと言う返事をしたとき、肉屋は「しめた。女の子をだました」と内心大喜びである。彼は5万フランでそのバイオリンを彼女から譲り受けることに、まんまと成功した。先ほどの紳士に、50万フランで売れば、45万フランの儲けだ。彼が喜んだのも当然だ。肉屋は、その女の子をだまして悪いと思ったのか、先ほどの肉の代金を返してやった。彼の良心が、子供をだますことをよしとしなかったのであろう。
肉屋は、紳士のやってくるのを待った。だが、その老紳士は翌日の9時になっても5やってこなかった。老紳士と女の子による計画的なサギであったのである。
サギにあう人たちの中には、この肉屋のように、一攫千金を夢みる、けちな人、欲の深い人が多い。こどもをだまして、45万フラン儲けようという“欲”が、物事を冷静に見る目を失わせてしまったのである。
注1欲:お金や物などを欲しがる気持ち
注2サギ:人をだまして、物やお金を手に入れること
問1①「これ」とは何か。
1500フラン
2買った肉
3バイオリン
4衣服
問2②「店の隅にたてかけてある」とあるが、だれがたてかけたのか。
1肉屋
2肉を買いに来た女の子
3老紳士
4肉屋の子
問3③「おゆずりしましょう」とあるが、だれがだれにゆずるのか。
1女の子が肉屋に
2肉屋が老紳士に
3女の子が老紳士に
4肉屋の子が老紳士に
問4④「おじさん」とはだれか。
1ストラデイバリウス
2肉屋
3女の子のおじさん
4老紳士
問5⑤「やってこなかった」とあるが、それはなぜか。
150万フランを用意できなかったから
2バイオリンが欲しくなくなったから
3肉屋からお金を手に入れたから
4ほかに用事ができたから
問6肉屋は、女の子にバイオリンの代金としていくら渡したか
1 50万フラン
2 5万フラン
3 5万500フラン
4 5万フラン
問7肉屋についてこの文章からわかることは何か
1お金を儲けることがとても好きである。
2老人をだますことがとても好きである。
3子供をだますことがとても好きである。
4バイオリンを買うことがとても好きである。
問8この文章で筆者が一番言いたいことは何か
1大人は子供にだまされやすい。
2子供をだますことはよくない。
3欲の深い人ほどだまされやすい。
4欲の深い人をだますことはよくない。
正解
問1-3 問2-1 問3-2 問4-2問5-3 問6-4 問7-1 問8-3
これは、フランスで実際にあった話である。パリのある下町に、たいへん欲の深い肉屋がいた。毎日の食事や衣服を節約したり、女房にまでケチでとおした肉屋は、たいへんな財産をたくわえているというのでも有名だった。
ある日、その肉屋に、12歳ぐらいの女の子が肉を買いにやってきた。500フランの代金を払うというときになると、その女の子は「しまった。お金を忘れてきちゃった。おじさん、あとでお金持ってくるから、1これちょっと預かって」といって、もっていたバイオリンをその肉屋にわたしていった。彼は、何気なく、そのバイオリンを店の隅のほうに置いておいた。
さて、それから30分くらいすると、一人の老紳士が、肉を買いにやってきた。1キログラムの牛肉を買い、代金を支払って店を出ようとした時、その老紳士が、2店の隅にたてかけてあるバイオリンを見た。それを手にとって、じっくり見てから、大声でいった。
「このバイオリンはすばらしい。ストラディバリウスという世界的な名器だ。50万フランで買いたい。ぜひゆずってくれませんか」と熱心に肉屋に頼むのだ。
だが、肉屋にしてみれば、自分のバイオリンではない。売るわけにはいかない。そこで、肉屋は、持ち主の女の子に話して自分が買い受けてからこの老紳士に売ろうと考え、「明日の9時にもう一度ここへ来てください。3お譲りしましょう」といって、その老紳士を帰した。
例の女の子は、すぐ戻ってきた。肉の代金を支払い、バイオリンを受け取って帰ろうとした。
「ねえ、そのバイオリン、4おじさんに売ってくれないかね。あまりよいバイオリンじゃないけれど、うちの子もバイオリンをこれから始めるので一つ欲しいんだよ」
女の子が、しぶしぶうってもよいと言う返事をしたとき、肉屋は「しめた。女の子をだました」と内心大喜びである。彼は5万フランでそのバイオリンを彼女から譲り受けることに、まんまと成功した。先ほどの紳士に、50万フランで売れば、45万フランの儲けだ。彼が喜んだのも当然だ。肉屋は、その女の子をだまして悪いと思ったのか、先ほどの肉の代金を返してやった。彼の良心が、子供をだますことをよしとしなかったのであろう。
肉屋は、紳士のやってくるのを待った。だが、その老紳士は翌日の9時になっても5やってこなかった。老紳士と女の子による計画的なサギであったのである。
サギにあう人たちの中には、この肉屋のように、一攫千金を夢みる、けちな人、欲の深い人が多い。こどもをだまして、45万フラン儲けようという“欲”が、物事を冷静に見る目を失わせてしまったのである。
注1欲:お金や物などを欲しがる気持ち
注2サギ:人をだまして、物やお金を手に入れること
問1①「これ」とは何か。
1500フラン
2買った肉
3バイオリン
4衣服
問2②「店の隅にたてかけてある」とあるが、だれがたてかけたのか。
1肉屋
2肉を買いに来た女の子
3老紳士
4肉屋の子
問3③「おゆずりしましょう」とあるが、だれがだれにゆずるのか。
1女の子が肉屋に
2肉屋が老紳士に
3女の子が老紳士に
4肉屋の子が老紳士に
問4④「おじさん」とはだれか。
1ストラデイバリウス
2肉屋
3女の子のおじさん
4老紳士
問5⑤「やってこなかった」とあるが、それはなぜか。
150万フランを用意できなかったから
2バイオリンが欲しくなくなったから
3肉屋からお金を手に入れたから
4ほかに用事ができたから
問6肉屋は、女の子にバイオリンの代金としていくら渡したか
1 50万フラン
2 5万フラン
3 5万500フラン
4 5万フラン
問7肉屋についてこの文章からわかることは何か
1お金を儲けることがとても好きである。
2老人をだますことがとても好きである。
3子供をだますことがとても好きである。
4バイオリンを買うことがとても好きである。
問8この文章で筆者が一番言いたいことは何か
1大人は子供にだまされやすい。
2子供をだますことはよくない。
3欲の深い人ほどだまされやすい。
4欲の深い人をだますことはよくない。
正解
問1-3 問2-1 問3-2 問4-2問5-3 問6-4 問7-1 問8-3