日语二级复习:阅读练习(六)
分类: 日语
时间: 2019-01-23 08:26:21
作者: 全国等级考试资料网
阅读练习6
(1)
拝啓新緑の候皆様お変わりなくお過ごしのことと存じます。このたび、18年間住み慣れた北九州市より、京都の郊外に越してまいりました。近くにはまだ田園風景も残っており、散歩には最適なところでございます。京都にご旅行のせつはどうぞおたちよりくださいますよう。
敬具
5月6日
高橋年夫
山田 正雄様
問いこの手紙はどんな手紙か。
1招待状
2引越しの挨拶状
3お礼の手紙
4旅行先からの手紙
(2)
ポケットに本を一冊入れて旅に出る、野原を歩く、町のどこかにすわって読む、というのはたのしいことだ。十代半ばだったが、一冊の長編小説をしゃがんだままよんでしまったことがあり、目を上げたときに日の光がかわっていたことを思い出す。私にとって一つの幸福だった。
問い「日の光がかわっていた」というのはどんな意味を持っているか。
1知らないところに行った
2目が痛くなった
3遠くまで歩いた
4長い時間がたった
(3)
ある雑誌を眺めていたら、近頃の中学生や高校生の女の子は自分のことを僕と呼ぶと言う記事が載っていた。実は、私も自分のことを僕と呼ぶ一人だ。もう高校生でもないのにちょっと恥ずかしい。目上の人の前では注意深く、「私」または「あたし」を使ってはいるが、自分の言葉に熱中してしまうと、つい「僕」と言ってしまい顔が赤くなる。
問いこの文章から、筆者について考えられることは次のどれか。
1男性である
2女性である
3中学生である
4高校生である
(4)
土曜日の午後、玄関のブザーが鳴った。妻も娘も台所で何かやっている。「出るよ」と声をかけた。ドアの向こうに郵便配達員が立っていた。「どなただったの。」台所から妻の声。「うん、小包だ。田舎のおばあちゃんからだ。」
問いだれがだれに「出るよ」と声をかけたのか。
1筆者が郵便配達員に
2妻が筆者に
3筆者が妻と娘に
4おばあちゃんが筆者に
(5)
生まれたばかりの赤ちゃんには、文化の違いや国籍による違いはみられない。日本で生まれた赤ちゃんも、アメリカで生まれた赤ちゃんも、アフリカやアジアの諸国で生まれた赤ちゃんも、最初はみんな同じである。たとえ、皮膚の色に違いがあったとしても、その行動様式に大きな違いは見られない。
(a)、その後数年たつとそれぞれの文化のなかで育った子供たちは、それぞれの文化に特徴的な様相を示すようになる。食事の仕方、睡眠のとり方、遊び方といったことから、考え方にも違いが現れる。
問い(a)の中に入る言葉として、どれが最も適当か。
1しかしながら
2そういえば
3このように
4したがって
(6)
日本人が生の野菜を料理として食べるようになったのは、第二次世界大戦後のことで、そんなに昔のことではない。長い間、日本人が食べてきた野菜料理といえば、煮たり焼いたりしたものや、あるいは漬物であった。日本が開国し、明治時代になってから、肉食の習慣とともにいろいろな種類の野菜が入ってきた。それでも、そのころのサラダはジャガイモをゆでてつぶしたものが主で、今とはずいぶん違っていたようだ。
問い「そのころ」というのはいつごろのことか
1肉食の習慣が入ってくる前
2開国する前
3第二次世界大戦後になってから
4明治時代になってから
(7)
20歳以上の男女に朝の目覚め方について聞いたNHKの「生活時間意向調査」によれば、「目覚まし時計で起きる」が約2割、「自然に目を覚ます」が7割弱、「家の人に起こされる」が1割弱でした。とくに、女性の20代、30代では「目覚まし時計で起きる」人が多く、それぞれ4割強の人が目覚まし時計の愛好者という結果。同じ年代の男性の3割近くが「家の人に起こされる」のに対して、女性の場合はグッと少なく、20代でも8%、30代になるとわずか3%でした。
問い30代の女性で目覚まし時計で起きる人は何%ぐらいか。
1約40% 2約30% 3約20% 4約3%
正解
(1)-2(2)-4 (3)-2
(4)-3(5)-1(6)-4(7)-1
次の文章を読んで、後の問に答えなさい。答えは、1・2・3・4から最も適当なものを一つ選びなさい。
これは、フランスで実際にあった話である。パリのある下町に、たいへん欲の深い肉屋がいた。毎日の食事や衣服を節約したり、女房にまでケチでとおした肉屋は、たいへんな財産をたくわえているというのでも有名だった。
ある日、その肉屋に、12歳ぐらいの女の子が肉を買いにやってきた。500フランの代金を払うというときになると、その女の子は「しまった。お金を忘れてきちゃった。おじさん、あとでお金持ってくるから、1これちょっと預かって」といって、もっていたバイオリンをその肉屋にわたしていった。彼は、何気なく、そのバイオリンを店の隅のほうに置いておいた。
さて、それから30分くらいすると、一人の老紳士が、肉を買いにやってきた。1キログラムの牛肉を買い、代金を支払って店を出ようとした時、その老紳士が、2店の隅にたてかけてあるバイオリンを見た。それを手にとって、じっくり見てから、大声でいった。
「このバイオリンはすばらしい。ストラディバリウスという世界的な名器だ。50万フランで買いたい。ぜひゆずってくれませんか」と熱心に肉屋に頼むのだ。
だが、肉屋にしてみれば、自分のバイオリンではない。売るわけにはいかない。そこで、肉屋は、持ち主の女の子に話して自分が買い受けてからこの老紳士に売ろうと考え、「明日の9時にもう一度ここへ来てください。3お譲りしましょう」といって、その老紳士を帰した。
例の女の子は、すぐ戻ってきた。肉の代金を支払い、バイオリンを受け取って帰ろうとした。
「ねえ、そのバイオリン、4おじさんに売ってくれないかね。あまりよいバイオリンじゃないけれど、うちの子もバイオリンをこれから始めるので一つ欲しいんだよ」
女の子が、しぶしぶうってもよいと言う返事をしたとき、肉屋は「しめた。女の子をだました」と内心大喜びである。彼は5万フランでそのバイオリンを彼女から譲り受けることに、まんまと成功した。先ほどの紳士に、50万フランで売れば、45万フランの儲けだ。彼が喜んだのも当然だ。肉屋は、その女の子をだまして悪いと思ったのか、先ほどの肉の代金を返してやった。彼の良心が、子供をだますことをよしとしなかったのであろう。
肉屋は、紳士のやってくるのを待った。だが、その老紳士は翌日の9時になっても5やってこなかった。老紳士と女の子による計画的なサギであったのである。
サギにあう人たちの中には、この肉屋のように、一攫千金を夢みる、けちな人、欲の深い人が多い。こどもをだまして、45万フラン儲けようという“欲”が、物事を冷静に見る目を失わせてしまったのである。
注1欲:お金や物などを欲しがる気持ち
注2サギ:人をだまして、物やお金を手に入れること
問1①「これ」とは何か。
1500フラン
2買った肉
3バイオリン
4衣服
問2②「店の隅にたてかけてある」とあるが、だれがたてかけたのか。
1肉屋
2肉を買いに来た女の子
3老紳士
4肉屋の子
問3③「おゆずりしましょう」とあるが、だれがだれにゆずるのか。
1女の子が肉屋に
2肉屋が老紳士に
3女の子が老紳士に
4肉屋の子が老紳士に
問4④「おじさん」とはだれか。
1ストラデイバリウス
2肉屋
3女の子のおじさん
4老紳士
問5⑤「やってこなかった」とあるが、それはなぜか。
150万フランを用意できなかったから
2バイオリンが欲しくなくなったから
3肉屋からお金を手に入れたから
4ほかに用事ができたから
問6肉屋は、女の子にバイオリンの代金としていくら渡したか
150万フラン
245万フラン
35万500フラン
45万フラン
問7肉屋についてこの文章からわかることは何か
1お金を儲けることがとても好きである。
2老人をだますことがとても好きである。
3子供をだますことがとても好きである。
4バイオリンを買うことがとても好きである。
問8この文章で筆者が一番言いたいことは何か
1大人は子供にだまされやすい。
2子供をだますことはよくない。
3欲の深い人ほどだまされやすい。
4欲の深い人をだますことはよくない。
正解
問1-3 問2-1 問3-2 問4-2
問5-3 問6-4 問7-1 問8-3
(1)
拝啓新緑の候皆様お変わりなくお過ごしのことと存じます。このたび、18年間住み慣れた北九州市より、京都の郊外に越してまいりました。近くにはまだ田園風景も残っており、散歩には最適なところでございます。京都にご旅行のせつはどうぞおたちよりくださいますよう。
敬具
5月6日
高橋年夫
山田 正雄様
問いこの手紙はどんな手紙か。
1招待状
2引越しの挨拶状
3お礼の手紙
4旅行先からの手紙
(2)
ポケットに本を一冊入れて旅に出る、野原を歩く、町のどこかにすわって読む、というのはたのしいことだ。十代半ばだったが、一冊の長編小説をしゃがんだままよんでしまったことがあり、目を上げたときに日の光がかわっていたことを思い出す。私にとって一つの幸福だった。
問い「日の光がかわっていた」というのはどんな意味を持っているか。
1知らないところに行った
2目が痛くなった
3遠くまで歩いた
4長い時間がたった
(3)
ある雑誌を眺めていたら、近頃の中学生や高校生の女の子は自分のことを僕と呼ぶと言う記事が載っていた。実は、私も自分のことを僕と呼ぶ一人だ。もう高校生でもないのにちょっと恥ずかしい。目上の人の前では注意深く、「私」または「あたし」を使ってはいるが、自分の言葉に熱中してしまうと、つい「僕」と言ってしまい顔が赤くなる。
問いこの文章から、筆者について考えられることは次のどれか。
1男性である
2女性である
3中学生である
4高校生である
(4)
土曜日の午後、玄関のブザーが鳴った。妻も娘も台所で何かやっている。「出るよ」と声をかけた。ドアの向こうに郵便配達員が立っていた。「どなただったの。」台所から妻の声。「うん、小包だ。田舎のおばあちゃんからだ。」
問いだれがだれに「出るよ」と声をかけたのか。
1筆者が郵便配達員に
2妻が筆者に
3筆者が妻と娘に
4おばあちゃんが筆者に
(5)
生まれたばかりの赤ちゃんには、文化の違いや国籍による違いはみられない。日本で生まれた赤ちゃんも、アメリカで生まれた赤ちゃんも、アフリカやアジアの諸国で生まれた赤ちゃんも、最初はみんな同じである。たとえ、皮膚の色に違いがあったとしても、その行動様式に大きな違いは見られない。
(a)、その後数年たつとそれぞれの文化のなかで育った子供たちは、それぞれの文化に特徴的な様相を示すようになる。食事の仕方、睡眠のとり方、遊び方といったことから、考え方にも違いが現れる。
問い(a)の中に入る言葉として、どれが最も適当か。
1しかしながら
2そういえば
3このように
4したがって
(6)
日本人が生の野菜を料理として食べるようになったのは、第二次世界大戦後のことで、そんなに昔のことではない。長い間、日本人が食べてきた野菜料理といえば、煮たり焼いたりしたものや、あるいは漬物であった。日本が開国し、明治時代になってから、肉食の習慣とともにいろいろな種類の野菜が入ってきた。それでも、そのころのサラダはジャガイモをゆでてつぶしたものが主で、今とはずいぶん違っていたようだ。
問い「そのころ」というのはいつごろのことか
1肉食の習慣が入ってくる前
2開国する前
3第二次世界大戦後になってから
4明治時代になってから
(7)
20歳以上の男女に朝の目覚め方について聞いたNHKの「生活時間意向調査」によれば、「目覚まし時計で起きる」が約2割、「自然に目を覚ます」が7割弱、「家の人に起こされる」が1割弱でした。とくに、女性の20代、30代では「目覚まし時計で起きる」人が多く、それぞれ4割強の人が目覚まし時計の愛好者という結果。同じ年代の男性の3割近くが「家の人に起こされる」のに対して、女性の場合はグッと少なく、20代でも8%、30代になるとわずか3%でした。
問い30代の女性で目覚まし時計で起きる人は何%ぐらいか。
1約40% 2約30% 3約20% 4約3%
正解
(1)-2(2)-4 (3)-2
(4)-3(5)-1(6)-4(7)-1
次の文章を読んで、後の問に答えなさい。答えは、1・2・3・4から最も適当なものを一つ選びなさい。
これは、フランスで実際にあった話である。パリのある下町に、たいへん欲の深い肉屋がいた。毎日の食事や衣服を節約したり、女房にまでケチでとおした肉屋は、たいへんな財産をたくわえているというのでも有名だった。
ある日、その肉屋に、12歳ぐらいの女の子が肉を買いにやってきた。500フランの代金を払うというときになると、その女の子は「しまった。お金を忘れてきちゃった。おじさん、あとでお金持ってくるから、1これちょっと預かって」といって、もっていたバイオリンをその肉屋にわたしていった。彼は、何気なく、そのバイオリンを店の隅のほうに置いておいた。
さて、それから30分くらいすると、一人の老紳士が、肉を買いにやってきた。1キログラムの牛肉を買い、代金を支払って店を出ようとした時、その老紳士が、2店の隅にたてかけてあるバイオリンを見た。それを手にとって、じっくり見てから、大声でいった。
「このバイオリンはすばらしい。ストラディバリウスという世界的な名器だ。50万フランで買いたい。ぜひゆずってくれませんか」と熱心に肉屋に頼むのだ。
だが、肉屋にしてみれば、自分のバイオリンではない。売るわけにはいかない。そこで、肉屋は、持ち主の女の子に話して自分が買い受けてからこの老紳士に売ろうと考え、「明日の9時にもう一度ここへ来てください。3お譲りしましょう」といって、その老紳士を帰した。
例の女の子は、すぐ戻ってきた。肉の代金を支払い、バイオリンを受け取って帰ろうとした。
「ねえ、そのバイオリン、4おじさんに売ってくれないかね。あまりよいバイオリンじゃないけれど、うちの子もバイオリンをこれから始めるので一つ欲しいんだよ」
女の子が、しぶしぶうってもよいと言う返事をしたとき、肉屋は「しめた。女の子をだました」と内心大喜びである。彼は5万フランでそのバイオリンを彼女から譲り受けることに、まんまと成功した。先ほどの紳士に、50万フランで売れば、45万フランの儲けだ。彼が喜んだのも当然だ。肉屋は、その女の子をだまして悪いと思ったのか、先ほどの肉の代金を返してやった。彼の良心が、子供をだますことをよしとしなかったのであろう。
肉屋は、紳士のやってくるのを待った。だが、その老紳士は翌日の9時になっても5やってこなかった。老紳士と女の子による計画的なサギであったのである。
サギにあう人たちの中には、この肉屋のように、一攫千金を夢みる、けちな人、欲の深い人が多い。こどもをだまして、45万フラン儲けようという“欲”が、物事を冷静に見る目を失わせてしまったのである。
注1欲:お金や物などを欲しがる気持ち
注2サギ:人をだまして、物やお金を手に入れること
問1①「これ」とは何か。
1500フラン
2買った肉
3バイオリン
4衣服
問2②「店の隅にたてかけてある」とあるが、だれがたてかけたのか。
1肉屋
2肉を買いに来た女の子
3老紳士
4肉屋の子
問3③「おゆずりしましょう」とあるが、だれがだれにゆずるのか。
1女の子が肉屋に
2肉屋が老紳士に
3女の子が老紳士に
4肉屋の子が老紳士に
問4④「おじさん」とはだれか。
1ストラデイバリウス
2肉屋
3女の子のおじさん
4老紳士
問5⑤「やってこなかった」とあるが、それはなぜか。
150万フランを用意できなかったから
2バイオリンが欲しくなくなったから
3肉屋からお金を手に入れたから
4ほかに用事ができたから
問6肉屋は、女の子にバイオリンの代金としていくら渡したか
150万フラン
245万フラン
35万500フラン
45万フラン
問7肉屋についてこの文章からわかることは何か
1お金を儲けることがとても好きである。
2老人をだますことがとても好きである。
3子供をだますことがとても好きである。
4バイオリンを買うことがとても好きである。
問8この文章で筆者が一番言いたいことは何か
1大人は子供にだまされやすい。
2子供をだますことはよくない。
3欲の深い人ほどだまされやすい。
4欲の深い人をだますことはよくない。
正解
問1-3 問2-1 問3-2 問4-2
問5-3 問6-4 問7-1 問8-3