日语能力考试一级阅读测试及答案15
次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。答えは、1・2・3・4から最も適当なものを一つ選びなさい。
日本人の生活習慣も、時代とともに変わっていく。ほんの少し前までは、春や秋になると、タタミを乾燥させるために、家の中からタタミを外に出す光景があちこちで見られたものである。どんなに忙しい生活をしている人でも、1これだけは続けてきた。タタミは暮らしの中に季節感を作り出していたのである。
最近では、2タタミがだんだんみられなくなってきている。タタミの上に座る、タタミの上で家族みんなで食卓をかこむ、タタミの上にふとんを敷いて眠る。客が来れば、そのタタミの上にてをついてあいさつする。それがあたりまえだった生活は、つい昨日のことである。タタミは日常の生活と共にあったのである。
タタミと言う言葉は、古い時代の文学や記録にも出ている。3昔から日本人の生活の中にあったものと考えてよいのであろうが、そのころは、床に敷く布や毛布のようなものをタタミとよんでいたらしい。そして、使わない時はたたんでしまっていた。〔④〕、「たたむ」ものだからタタミということばが生まれたのだろうと思われる。
また、昔の詩の中にこうある。「旅に出た人の使っていたタタミは動かしても汚してもならない」と。なぜなら、人は旅に出ている時でも故郷に自分の心を残しており、その心はタタミの上にも残っている。そのタタミを留守のあいだ大事にしないと、旅で危険な目に会ったり、5病気になったりする、と信じられていたからだ。昔は、タタミはひとりひとりが自分だけで使うものだったのである。
やがて時代は変わり、タタミはしだいに現在のような形と大きさのものになっていく。一人の人が寝られるぐらいの大きさがタタミ一枚の標準となり、それにあわせて部屋の大きさも決められるようになった。どんな部屋でも、「四畳半」とか「六畳」というように、タタミを組み合わせて敷くことができる大きさになったのである。まだ、タタミの素材も、湿気の多い日本に合うように工夫されていった。
最近ではすっかり目立たなくなったタタミも、長い歴史を持ち、日本の生活文化と深いつながりを持っているのであろう。
問1①「これ」は何を指しているか。
1生活習慣を時代とともに変えること
2タタミを外に出して干すこと
3アチコチでタタミを見ること
4忙しい生活をすること
問2②「タタミがだんだん見られなくなってきている」というのは、どのような意味か。
1タタミの大きさが小さくなった。
2タタミが一般的になった。
3タタミを全く掃除しなくなった。
4タタミが余り使われなくなった。
問3③「昔から日本人の生活の中にあった」とあるが、昔のタタミはどのようなものだったのか。
1布や毛布と共に使うものだった。
2現在のタタミと同じものだった。
3使わないときはたたんでおくものだった。
4旅に出る時に持っていくものだった。
問4〔④〕に入れる言葉を次の中から選びなさい。
1つまり2ところが3さて4けれども
問5⑤「病気になったりする」とあるが、だれが「病気になったりする」のか。
1旅に出た人
2家にいる家族
3タタミを汚した人
4タタミを動かした人
問6第4段落で筆者が一番言いたいことは次のどれか。
1タタミは神様と同じだった
2タタミは個人が自分のものを持っていた。
3長い歴史を持っている。
4汚したりしないように注意して使った。
問7タタミの大きさは何を基準に決められたか。
1昔の人の標準的な背の高さ
2一人の人が持つことのできる重さ
3昔の布一枚の大きさ
4人が寝る時に必要な広さ
問8この文章に題をつけるとすれば、つぎのどれが適当か。
1タタミと日本人
2タタミと日本人の生活
3タタミと日本の気候
4タタミと日本の旅
解答与注释
問1-2 問2-4 問3-3 問4-1 問5-1 問6-2 問7-4 問8-2